居抜き物件を契約をするとほとんどが造作譲渡といって厨房機器などの設備機器が一緒になって付いてきます。売主もできるだけ原状回復をしない形で退去したいという思惑がありますので、中にはこの厨房機器をタダであげちゃうなんていう物件もあるんですよね。もしこれらを厨房機器の業者から購入するとそれだけでも200万円以上するものも少なくありません。そのためこの分のコストが不要になると考えるだけでも大きいですよね。

多くの飲食店経営者は日本政策金融公庫や大手銀行から融資を受けてそれを元手にして開業します。年利2パーセントといってもこれが塵も積もれば山となるもんでできるだけ金融機関からお金を借りる金額は少なくしたいものですよね。私も10年前に1400万円を銀行から融資を受けましたがつい2年前にようやく完済しました。本当に長くかかりました。

融資をうけているとどうしてもなかなか精神的にゆとりが生まれないものでよね。借金があるのですからその分しっかりと働かなければいけないという自覚が生まれたことに関してはプラスに作用したかと思いますが、できれば少ない金額で融資を抑えてできるだけ自分のお金でやるのが一番だと思います。自分のお金の割合を増やすためにも居抜き物件というのは本当にいいですよね。皆さんも活用してくださいね。